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hinodemukaidori

『あそこには日蔭もあり、風もほどよく吹いています。それに、草が生えていて坐ることもできるし、あるいはなんでしたら、寝ころぶこともできます。』   (藤澤令夫訳プラトン著『パイドロス』)

『ぐるぐる探検隊』(仮) ひのでむかいどり

春休みが終わりそうなので現実逃避(=喫茶店で隣り合わせた男性が女性にいいていわく「ひたすら歩くこと」)に物語を書こうと思います。完成していないので、伏線もなにもないです。続きができるたびにアップしますが、完成したらたぶん消します。 Black Ma…

カステラ

8月24日 洗濯ひもが部屋を縦横無尽に走り、お祭りの万国旗みたく服がずらっと干された部屋で、でかいカステラのためにコーヒーいれてたら消防点検のおじさんが報知器の検査にきました。無言でつったっていると、おじさんも無言で、棒の先にお椀がたのなにか…

「ごっこあそび」 ひのでむかいどり

午後4時半。朝方まで漂っていたどんよりとした空気は、みんな青空がどこかへ追いやったらしい。ビルのほか起伏をもたないこの町では、山の方から風が少しでも吹けば、すぐにこのとおりのお天気になるのだ。大学と幹線道路を区切るようにぽつぽつと生えるポプ…

締め切りは確認しようの巻

午後4時、ちょっと風が出てきました。がらんとした部室にはだれもいなくて、さっき刷ったシルクスクリーンのせいで部屋中が灯油くさい。灯油くさい風が、反対側の窓からこっちの扉の方へとゆるゆると流れ出ていって、空気は徐々にきれいになっていく。北向き…

WHAT IS GOING ON ?

pic.twitter.com/wCR4Orcl6y — つくみず (@tkmiz) 2016年4月24日 ・金曜の3限と火曜の3限を墓地に捨てたことで、連休をまたいで、富山・金沢4泊5日の旅(旅?)を召喚しました。 ・『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』を読んだ。ホッパーのカバーイラ…

スクラップ・ブック

部屋の掃除をしていたら、懐かしいスケッチブックがでてきた。めくっていると、何かがはらり。昔かいてたムーミンまがいの漫画の切れ端でした。如意輪観音まがいの女の子の絵のページに挟まっていたようです。わりとお気に入りのコマ。まくらをぎゅってして…

一人称ごっこ

傘を買いに来た。今持っている傘は、開くと真上に穴があいているので、傘を差しながら空模様を確認できるかわりに、見上げたときに顔に雨粒があたるのだ。駅の雑貨屋で、傘売り場を探して歩きまわっていると、季節柄か専門コーナーが、ちょうどエスカレータ…

「日記の書きかた」 ひのでむかいどり

「きみもずっと変わってないね」僕はつぶやいた。 小学生のころ、日記や作文の宿題で、いつも褒められる女の子がいました。かれんちゃんという子でした。あるとき帰りの学活で、担任のいくこ先生が、みんなに日記帳をかえしてまわるとき、「今日もおもしろか…

手帖

〈二葉亭四迷は、ロシア語のトスカを、「ふさぎの虫」と訳したとききます。〉と、ここまで書いて恥ずかしくなって消しました。もう少しふつーに行きましょう。 なんか最近心臓が空回りする感じがします。水中で鼻から息を吸おうとしたときの感じ(バイト先で…

ついでに病と、そのついでに土曜の日記

ついでに、で行動します。土曜日のこと。旧同庁より一本南の交差点を横断中、傘が暴風雨によってアンテナに早変わりしました。魔法かと思った。そして杖から出した魔法の威力を統御できない魔法使いばりに、傘に振り回されました。うおおって声が出た。数年…

夏らしくなった日

指先がべたべたしている。べたべたしている指先で握っている、自転車のハンドルもまたべたべたしてきている。もう指先では収まらない。指がべたべたしている、といった方がいいかもしれない。指先とはどこをさすのだろうか?第一関節までだろうか?第一関節ま…

いいかんじの喫茶店

ほどよくワインを3本ほどあけた、紅白いりまじるほんわかな脳で、明るい日曜日を思って一筆。 昨日の夜、すなわち花の金曜日の晩、バイトのあとの酒池肉林、焼肉と飲み物のために頭が楽しくなってしまい、その後寮のロビーでローションの池で転び頭ににぶい…

INTAANETTO / BEEF

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おくじょう

その2。

さっきの続き。あの、ここらで一応いっておきますが、この本は(僕が言うまでもなく)すごく魅力的なんです。疑問が次々と浮かんできて、惹き込まれるから。それに、蕪村と西洋美術を同時に鑑賞できるし。へんに凝り固まってたり、蕪村の句を、筆者がどう読…

北川健次『美の侵犯―蕪村×西洋美術』

美の侵犯―蕪村×西洋美術 作者: 北川健次 出版社/メーカー: 求龍堂 発売日: 2014/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る (※アマゾンへのリンク。アフィリエイトじゃないので、クリックしても僕にお金は入らないです。) なんだこれは。蕪村につい…

件名:ひのでです。相談のお礼と、イベントの件―いいわけの日記を添えて―

○○先生 こんにちは。先日は発表の相談にのっていただき、ありがとうございました。古い図版をみてみると、先生のご指摘の通り文人画的な作品ばかりに重点がおかれており、晩年の作品は載っていないことが多々ありました。ですのでかれに対する論考を読む際は…

『私は生まれなおしている』

部屋の片づけがしたくなり、加えてどうでもよい文をかきたくなっているこの状態。こうした欲求がなにを意味しているかというと、僕にはやるべき課題があり、でもまだなにも手をつけておらず、あと2日と半分しか残された時間がないということを意味しているの…

ちょっと似ている

ぬいぐるみの犬とか、無愛想な顔した女の子を描いたり、透明な箱にぬいぐるみをぎゅうぎゅう詰めにする現代アーティストについての発表を授業でききました。なぜかれの作品が人気なのかというと、発表者によれば、かれの作品が、作家の個人的な(特に幼少期…

文学部の授業で会えるいろんなバカを分類しよう2

前回の続き。あんまりバカバカいっていると本気で怒られそうだしひどいヤツ、と軽蔑されそうなのでこれくらいにしておきます。でも、前も言ったようにバカを愛しているんだって!ほら、本気で嫌いだったら聞く耳持たないし、こんなに書こうとも思わないでし…

文学部の授業で会えるいろんなバカを分類しよう1

友達が教えてくれたなにかの小説の一節に、こんなような内容のものがありました。「バカのよいところは、バカなりに創造性を働かせたり、突拍子もない事をいうというところにあるのに、かしこぶったバカは、そうしたバカのよいところがなく、これが一番救い…

風邪をひいたのでネイバーまとめ記事名メーカーつくりました。

ポカリを飲んだときに粉っぽいとか苦いと感じたら、こりゃ風邪ひいたな、と思います。 ゴールデンウイークの出だし3日間を、危うく何もしないで過ごすところでしたが、初日に風邪をひいたことで、ただの惰眠が意味のある休養となりました。僕の部屋では、二…

ナポリ・ナポリ・ナポリ

ナポリ。手元のプリントに、もう一本棒線を書き加える。正の字が横に4つ並んだ。つまりいまのナポリが、僕が数え始めてから通算20回目の、この45分の内に、前で立っている発表者が口にしたナポリなのである。こうして足し算をしている間にも、16世紀フランド…

「今晩はだめよ エディプスちゃん」

彼 あれ どう? 彼女 気が進まないわ 彼 ぼくがきみを思ってるほど きみはぼくを思ってくれないんだなあ 彼女 それはね あなたが情緒的に閉塞されているからよ (「今晩はだめよ エディプスちゃん」(冒頭) R.D.レイン著 村上光彦訳『好き?好き?大好き?…

眠れない日の立原道造―あるいは、(世界中はさらさらと粉の雪)

「初秋」 夜、窓をひらくと、あたらしい油絵具のにおいがぷんとした。近所に絵描きのアトリエなどある筈はないので不思議に思うと、明るい月が隣の家の屋根に絵を描いているのだ。仕事を邪魔しては悪かろうと、窓をとじていたら、やがて一なすばかり、こっち…

R.D.レイン『好き?好き?大好き?』引用とメモ

デイジー、デイジー ぼくたちこれからどうしたらいい? ぼくはなかば狂ってるよ 恋してしかも憎んでるよ きみのことを ぼくはこんなにちぐはぐなのに とにかく妖精ではない ぼくたち もし別れたりしたら ぼくの心臓は割れちゃうだろうな もうとっくに二つに…

日記の日記

「第一印象というのは、しだいに消えてゆくものです。そうしていったん薄れてしまうと、もう二度と戻ってきません。この国で、どんな不思議な感動をこれから受けようとも、初めての印象ほど、心が動かされることはないでしょう」 私は今、当時あわただしく書…

連想失敗

記事の編集をしようとしていたら、7月31日の日記(書き途中)が出てきた。()や[]のところは表現に迷っていたり文章がうまくつながっていなかったので適当に加えました。 なにかを見たときに、そこからぱっと連想されるものが思い浮かぶのはちょと楽しい。…

バイト先で心が小学生になる

バイト先で、初めて自習席の監督をしました。生徒が居眠りしていないかの監視と、質問があれば一緒に考えて答える(か、答えをほのめかすふりをしてごまかす)というもの。先輩講師のおさがりでよれた白衣を着て、首からは自分の名札を下げ、赤ペン握ってボ…

やわらかい部屋とやわらかいメルロ=ポンティ

僕の寮の狭い個室の真ん中にこうしてすわっていると、自分がこの個室に包まれている感じがします。やわらかくて伸縮性のある一枚の布、ぴんと平行に張られた大きな布があって、その上から僕がダイブして、ぎゅうっと布が僕の体重と衝撃によって沈んでいき、…

詩とお近づきになりたい深夜

僕は詩があんまり好きじゃない。そのくせ文学部で、哲学科のすみで詩学の勉強をしているから、またそうやってはすに構えて、とか、またはにかみを言う、とどやされそうだけれど、少なくとも高校生のときまでは詩なんて大嫌いだったし、詩と僕は現国の授業で…

太宰治の創作原理 ―「だまっていれば名を呼ぶし、近寄って行けば逃げ去る」作品たち―

授業でやったことを話題に転用することは日常生活でもよくやるのですが、ブログに書くともだんだんなくなってきたので(なあに、はじめからなかったさ)、ついにレポートをそのまま転用するまでに。1年生の頃の教養科目のレポートなのでふうん、という感じで…

読んでみよう 太宰治『待つ』

一時期面倒をみてくださった先輩が、この3月に卒業・卒寮するので、その前に文芸誌かなにかをひとつ無料で出したいということで、僕にも声をかけていただいた。「暇」というテーマでなにかひとつ書いてくれということだった。このテーマに真正面から向いて「…

午前2時から6時の脳内

(内容は起きてから読み返してもよくわからないです。あくまでも無意味な徹夜が収集のつかない文章を生み出す例としてお楽しみください) 手元の時計で午前2時。春休みに帰省してからはだいたい毎日が午前4~5時に就寝、夕方の4時頃起床というサイクルで執り…

ゴスロリと昼下がりと

あ…!ブログ初心者にありがちな設立してすぐは記事やたら書きたがっちゃう病だ!そのくせすぐ飽きるからしばらくすると何か月も放置しちゃうんだ!あいや、せっぱ詰ると現実逃避したくなる人間なので、今年度最大に切羽が詰まっている今こそこうして現実逃避…

ネットラジオ

午前2時。望遠鏡を担いで踏切へ行けば、今というほうき星を天体観測できそうな時間です。でも札幌の空は煌々としたビルの光のせいでオレンジ色をしてるし星は見れそうにないです。それにこたつに正座しているし。…星座? 唯一あの曲と共通点があるとすれば、…