hinodemukaidori

『あそこには日蔭もあり、風もほどよく吹いています。それに、草が生えていて坐ることもできるし、あるいはなんでしたら、寝ころぶこともできます。』   (藤澤令夫訳プラトン著『パイドロス』)

件名:ひのでです。相談のお礼と、イベントの件―いいわけの日記を添えて―

○○先生

 こんにちは。先日は発表の相談にのっていただき、ありがとうございました。古い図版をみてみると、先生のご指摘の通り文人画的な作品ばかりに重点がおかれており、晩年の作品は載っていないことが多々ありました。ですのでかれに対する論考を読む際は、論者がかれの作風について述べたとき、具体的にはどの時代のどんな作品が論者の方で想定されているのかに注意しながら読んでいきたいと思います。

 それから昨日の研究室主催のイベントの件ですが、参加せず申し訳ありませんでした。今思うと本当にお恥ずかしいのですが、すっかり行事のことを失念しておりました。土曜日には確かに覚えていたのですが…。どうして忘れてしまったのか、これを反省的に吟味するためには、22日の事を振り返らねばなりません。以下、簡単な22日の日記です。

 当日の朝、大きな図版を広げるために、机の上を整理しようと、ノートパソコンを移動させようとしたところ床に落としてしまい、パソコンに刺さっていたUSB(明後日用の、発表原稿とスライド画像資料入り)がぽっきりと、端子とメモリのところで折れて分かれてしまったのです(挿図1.)。端子の部分はパソコンに刺さったまま、メモリの方は周りを保護するプラスチックのケースが割れて、なにか電子的な中身が放り出されておりました。この分断こそが運命の分かれ目でした。急ぎヨドバシカメラへUSBを買いに行かねばと焦ったばかりに、イベントの事が頭から抜け落ちてしまったのです(今思えば、発表原稿は構想段階のバージョンではあるものの本体の方にも保存したものがあり、画像資料も研究室でスキャンできるものだけでしたので、そこまで急ぐ必要もなかったはずなのですが)。そして頑丈そうな外観のUSBを手に入れた後、遅れを取り返すべく、一日原稿の作業を行いました。夜遅く、発表まであと何日残されているだろうかと、ふと部屋にかかったカレンダーをみて、22日という日付を目にして、日曜日であるとか、ぞろ目であるとか、真田丸を見わすれたなとか以外に何かあったはずだと思い、部屋の真ん中で「あっ!」と声をあげ手を打った次第であります。日記は以上です。イベントはとても楽しみにしており、所属する2つのサークルで宣伝までしたのに、当の本人が行き忘れるとは、本当にふがいなく、申し訳ありません。

 ここ数日のキレのなさを、この間も先生に指摘していただいたばかりで、私の方でも、もうこれ以上うまくいかないことが続かないようにと注意していたのですが、どうもパッとしないのがまだ続いているようです。どうかこのメールで五時・脱字をやらかさ、画像の添付し忘れなどのパッとしないミスがないようにと祈りながら、送信いたします。