製品紹介

創作童話とおいしいコーヒーが楽しめます。

スクラップ・ブック

f:id:hinodemukaidori:20160711212030j:image

 部屋の掃除をしていたら、懐かしいスケッチブックがでてきた。めくっていると、何かがはらり。昔かいてたムーミンまがいの漫画の切れ端でした。如意輪観音まがいの女の子の絵のページに挟まっていたようです。わりとお気に入りのコマ。まくらをぎゅってしている子がかわいくかけたと思う。眺めていると、どんな話だったか思い出す。机にむかっている方の女の子(?)が、郵便受けに入っていた手紙同好会からの入部のお誘い(アパート中の郵便受けに入れられていたスパム広告みたいなもん)を読んで、「とうとう私の文才を認める部活が現れたか…!」と勘違いして、その手紙同好会とやらに入部しようとする話。

 絵柄はムーミン、先輩後輩の女の子ふたりが一緒に暮らしているのは「ネムルバカ」、変なクラブや集団が登場するのは初期の「かってに改蔵」、手紙同好会は僕がつくったサークル(1年以上やっていたが最後まで部員はおらず、毎週会合の時間に集合場所でひとり、目印のりんごデニッシュをかじっていました)、ごたごたした郵便受けは学生寮にほんとにあるもの、主人公たちの部屋はまんま僕の部屋、タイトルにつかってる言語はこの時とってたハンガリー語…と、つぎはぎでできた漫画だ。自分がいいなと思ったものを、なんでもはっつけるスクラップ・ブック、この漫画はそう、さながら僕のスクラップ・ブックなのかもしれない……。となんか妄想をくりひろげて今日もいちにち楽しかったです。6月の下旬から、家では麻婆豆腐しかつくってないし口にしていない話をしようとおもったんですが、それはまた気が向いたら*1。なんで急に麻婆豆腐の話をするかって?この記事もまた、今の僕をあらわすスクラップ・ブックだからさ……。*2

f:id:hinodemukaidori:20160711215440j:image

 この絵とか、画像フォルダに残ってるからよかったけれど、現物は行方知れずだ。ほとんどの漫画はどっかへいってしまった。当時の僕の部屋の様子がわかる。まだビールの缶とおつまみがちゃぶ台にのっていない。*3「シャンデリア」という題だった気がする。

*1:10日たらずで豆板醤のビンがからになりました

*2:1年後くらいの追記:このへんはあとから読み返していてほんとうに具合悪くなりました。むり。

*3:1年後くらいの追記:この記事を書いていた当時の様子もわかる。まだ床がうもれていない。