hinodemukaidori

『あそこには日蔭もあり、風もほどよく吹いています。それに、草が生えていて坐ることもできるし、あるいはなんでしたら、寝ころぶこともできます。』   (藤澤令夫訳プラトン著『パイドロス』)

カステラ

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8月24日

 洗濯ひもが部屋を縦横無尽に走り、お祭りの万国旗みたく服がずらっと干された部屋で、でかいカステラのためにコーヒーいれてたら消防点検のおじさんが報知器の検査にきました。無言でつったっていると、おじさんも無言で、棒の先にお椀がたのなにかがついた器具で報知器をかぱっとやると、そのまま消えていきました。チベットスナギツネみたいな目でおじさんをみる僕を描いてもあれなので、代わりに『けんもほろろ』の斎藤に眼鏡をかけさせてコーヒーをいれさせました。おわりです。